21年前の真空ガラススペーシアの施工現場を訪れて
2025-02-13
今から21年前の平成16年、仲睦まじいご夫妻がショールームにご来店されました。
現在のクリアではなく実家のサッシ・ガラス会社で働いていた時代です。
不動産会社を経営されているご夫妻がお仕事をされている店舗が冬寒く、夏暑いので何とか対策をしたいとご相談に訪れたのでした。
現場調査でその不動産会社さんへ行くと、店舗部分はほぼガラス張り。
デスクから外の景色が良く見える開放的な雰囲気はとてもよかったのですが、全てが一枚ガラスの事務所には外気温がそのまま入り込み、仕事をする空間としてはかなりの我慢を強いる環境であることが一目瞭然でした。
そこで、ご提案したのが「真空ガラス スペーシア」。
建物正面はFIXの連段窓、90度の角度あり、ドア有りと一般住宅とは異なる形状の開口部でしたので、アルミの部材を使いながらシーリングで納めるなど職人さんの様々な工夫と技術を使って完成させました。
今回は娘さんが快く対応してくださいました。
先日、思い出深いその不動産会社さんに訪問する機会がありました。以前の社長様ご夫妻の代わりに娘さんが対応してくださり、21年という年月の長さを感じながらも当時の懐かしい話で花が咲きました。
もともと建設会社向けのサッシ・ガラス販売が主であった実家に直接お施主様とお取引をする部門を設け、当時の屋号は「クリアガラス」としてスタートして間もないころ受注したのがこの不動産会社さんのガラス工事でした。
当時の私にとってこの仕事への思いや責任はとてつもなく大きく、何とか無事完成したいという一心だったことを今でも覚えています。
さらに当時の社長様ご夫妻がスペーシアの施工を大変喜んでくださったことが、今でも私の心に強く残っているのです。
一部スペーシアクールを使用しています。
冬は結露も抑えるので視界は良好です。
ガラスは建物が取り壊されない限り残るもの。
だからこそ、21年という年月が流れてもずっとそこで暮らす人を空気のような存在で優しく快適に包み込んでくれるのです。
これからも、心に残る現場、そしてお客様に出会う旅を続けていきたいと思っています。
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