建築物にもライフサイクルがあることをご存じでしょうか。
2025-02-12
建物も人間と同様、生まれてから最後を迎えるまでに何十年というライフサイクルがあります。
新築の資材から解体までの一つ一つの段階で二酸化炭素を排出しますが、そのC0²量を「ライフサイクルカーボン」と呼びます。
この「ライフサイクルカーボン」について少しだけ調べてみましたので皆様に共有させていただきます。
ライフサイクルカーボンとは、建築物を構成する資材等の製造、運搬、施工、改修、解体に至るまでの
建築物のライフサイクル全体において発生するCO2量の合計を指す用語です。
2050 年カーボンニュートラルの実現に向け、ライフサイクルカーボン削減に向けた取組みが、
欧米を中心に始まっています。日本でも建築物のライフサイクルカーボン削減に向けた取組の為、内閣に「建築物のライフサイクルカーボン削減に関する関係省庁連絡会議」が設置され注目されています。
実際に、建築物を構成する資材等の製造、運搬、施工、改修、解体に至る、ライフサイクルの中で
排出するCO2を図に表すと下記の図になります。
*文字が小さいので拡大してご覧ください。
【 A1―A3 資材製造段階 】
⇒建築物を建築する前に材料の準備や、材料を加工する場所に輸送し製造する際に発生するCO2
【 A4―A5 施工段階 】
⇒建築現場までの輸送・建物を建設する際や、建設現場での機械の運転や、材料の組立、
労働者の移動時に発生するCO2
【 B1―B5 使用段階 】
⇒建物を使用する中で起きるメンテナンスや交換部品、修繕時に発生するCO2
【 B6―B7 使用段階 】
⇒建物を使用する際に使う、暖房・温水・換気・照明・調理・設備等、建物内で使用されるすべての
運用エネルギーや給水・排水処理時に発生するCO2
【 C1―C4 解体段階 】
⇒解体工事や、解体時に出た廃棄物の輸送、廃棄物処理、破棄(埋立等)の際に発生するCO2
【 C1―C4 建物のライフサイクル外の段階 】
⇒建物の廃棄物がリサイクルされ、新しい製品に再利用したり、廃棄物エネルギー回収(焼却等)を
行う際に発生するCO2
このように建築物の建設から解体までに多くの場面でCO2が排出され、建築物関係だけで世界の CO2排出量の37%を占めるといわれています。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、使用段階における従来の省エネ対策に 加え、建設から解体までのライフサイクル全体での温室効果ガスの排出削減が必要です。
当社における取り組みとして窓の高断熱化の推奨を通して、環境への負荷はもちろんのこと、お客様の健康や光熱費の削減にも貢献できると考えます。
窓の断熱は、室内の温度を保つため、外部からの熱の出入りを減らす非常に重要な要素です。断熱性能が高い窓を選ぶことで、エネルギー効率が向上し、冷暖房の負荷を軽減できるため、光熱費の削減にもつながります。
一般的に、断熱性能の高い窓は以下のような特徴があります。

Low-Eガラス+真空中間層の構造を持つ「真空ガラススペーシア」は薄型なので断熱リフォームに最適です。
1 複層ガラス(ペアガラス、トリプルガラス)
一般的な単層ガラスの窓と違い、複数のガラス層の間に空気層やガス(アルゴンなど)を挟むことで、熱の伝わりを抑える効果があります。特に、トリプルガラス(3層ガラス)の窓は断熱性が高く、冬の寒さや夏の暑さを防ぐ効果があります。
一般的な単層ガラスの窓と違い、複数のガラス層の間に空気層やガス(アルゴンなど)を挟むことで、熱の伝わりを抑える効果があります。特に、トリプルガラス(3層ガラス)の窓は断熱性が高く、冬の寒さや夏の暑さを防ぐ効果があります。
2 Low-Eガラス
Low-E(ローイー)ガラスは、ガラスの表面に微細な金属膜を施したもので、熱を反射して室内の温度を快適に保つ役割を果たします。これにより、冷暖房の効率が高まります。
Low-E(ローイー)ガラスは、ガラスの表面に微細な金属膜を施したもので、熱を反射して室内の温度を快適に保つ役割を果たします。これにより、冷暖房の効率が高まります。

樹脂サッシの老舗メーカーであるエクセルシャノンのNS50シリーズは今最もおすすめできるサッシです。
3 断熱フレーム
窓のフレームも重要な要素です。プラスチック(PVC)や木製のフレームは、金属製のフレームよりも熱伝導率が低く、断熱性能が向上します。
窓のフレームも重要な要素です。プラスチック(PVC)や木製のフレームは、金属製のフレームよりも熱伝導率が低く、断熱性能が向上します。
これらを組み合わせた窓を選ぶことで、室内の温度をより快適に保つことができ、急激な温度差によって引き起こされる体の不調(ヒートショック)を予防することができ、光熱費の削減にも直結します。高断熱窓を取り入れることで、室内の温度を安定させ、冷暖房の効率を大きく向上させることができるため、長期的に見ると光熱費の削減に繋がります。特に寒冷地や暑い地域では、断熱窓の導入が効果的です。
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