窓から暮らしを広げる
騒音は「窓」から解決しましょう!

集合住宅のベランダに防犯対策のご提案です。
集合住宅の場合、1階にあるベランダはもっとも侵入盗に入られやすい場所。
というのも、ベランダにある手すりの内部が外から見えない構造の場合、一度ベランダ内に侵入すると誰からも見られずに室内に入ることができてしまうからです。
また、物置など足場になるものが近くにある場合は、2・3階でも安全とは言えないのが実情です。
そこで今回は賃貸住宅のオーナー様からのご依頼で、1階のベランダの室内側のサッシに「セフティルーバーウィンドウ」を設置しました。
特に女性の一人暮らしの方は、まず防犯の面で安心できないということで1階を敬遠される方も多いのですが、今回1階が空き部屋になったことを機会にオーナー様から女性にも安心して暮らせる窓製品の設置を依頼されました。
賃貸住宅は間取りやまた立地条件、コストなど選ぶ際の基準もさまざまですが、特に女性の一人暮らしの場合は「安全」・「安心」という見えない条件も非常に重要なポイントになります。
今回採用いただいた「セフティルーバーウィンドウ」が賃貸住宅の標準仕様になっていれば、一人暮らしの女性からも安心して選んでいただけるでしょう。
もちろん、分譲マンションの場合でも室内側に取り付ける「セフティルーバーウィンドウ」なら共有部分ではないためクリアできます。

甲府に新しい芸術スポットが誕生しました!
たった一人の女性が50年にわたって集めたコレクションをたくさんの方に楽しんで見てほしいという夢を実現したのが「甲府ミュージアムハウス」。
こどもから大人までが憧れるテディべアから有名絵画まで、実にさまざまな作品が所狭しと展示されたミュージアムハウスが年の瀬も差し迫った昨年末に山梨県立美術館前にオープンしました。
その女性とは田辺文子さん。長年、ご家族と共に病院経営に携わりながらボランティア活動にも従事され、温かい包容力をもって幅広い分野で活躍されてきた方です。
今回、「甲府ミュージアムハウス」の新築工事でサッシ・ガラスの施工を請け負わせていただいたことがご縁で板硝子協会(日本板硝子・AGC・セントラル硝子で構成する協会)が運営する「エコガラス」のホームページでのこの物件を施工例として登場していただく機会を得ることができました。
オープン間もない12月中旬にジャーナリストの二階さちえさんと中谷カメラマンのお二人が来甲。館長の田辺さんと設計を担当された山形1級建築士事務所の藤田社長のお二人と「甲府ミュージアムハウス」のカフェテリアでインタビューを行いました。
このカフェテリアの特徴はテラスに面する巾5メートルを超える全開口の折戸。東工シャッターの「イースターカーテン」は折戸の特長である解放感とサッシ並の高水密性を両立した開口部としてこの場所に欠かせないものとなりました。
美術館というと、展示物に太陽光が当たらないよう閉鎖的な空間であることが条件ですが、「見せる窓」としての場所にはガラスの役割が十分に発揮されたデザインになっています。
もちろん、この建物の硝子は全てに「エコガラス」が採用されています。*エコガラスとはLowE(ローエミッシブ=低放射)ガラスを使用した高断熱ペアガラスのこと。
お施主様の夢を叶えながら、優れたデザイン性の上に機能性・実用性のどちらにも妥協を許さない設計を貫かれた藤田さんに田辺さんも幾度となく感謝の言葉を述べられていました。
「甲府ミュージアムハウス」は田辺館長の温かな人柄そのものが感じられる身近な美術館として、県立美術館と共に県内外の方々の心に残る場所になっていくでしょう。
コロナの終息と共にその日が近いことを楽しみにしています。

木製建具でお部屋のイメージを変えてみませんか?
お客様様が弊社のホームページの施工例をご覧になって、お電話をいただいたのが昨年8月。
今回のご依頼は、玄関ドアを開けるとそこからリビングダイニングが丸見えになってしまう悩みを何とか解決したいというものでした。
玄関ホールがあればそこを引戸で間仕切れるのですが、玄関を入るとすぐ居室。
大がかりな工事をせず木製建具のみでの施工の場合、上がり框からの奥行がほぼ取れなくなってしまう…。
そこで、北海道では玄関の外側にもう一つ「風除室」という入り口があることを思い出し、今の玄関ドアを外側の入り口として考えれば増設する引戸をもう一つの「玄関」と考えれば上がり框のスペースが無くても違和感がないと思いついたのです。
最終的には建具屋さんからも構造的に設置可能との判断いただき製作を進めることができました。
また、事前にご友人からいただいた「ステンドグラス」を引戸に使いたいというご希望がお施主様からありました。そのステンドグラスには数種類の透明の輸入硝子が使われていたので、今回製作する引戸にはその中の1種類のガラスを使うことでイメージを統一させました。
さらに入り口なので、下レールではなく「上吊り式」にすることで出入りがスムースになること、3枚建てにすることで開口寸法が広がること、ステンドグラスを戸先側にもっていくことで閉めた際もステンドグラスの障子部分が室内側から見える位置に収まることなど、できる限り使い勝手と見た目を考えた作りに心掛けました。
加えて、ステンドグラスのWサイスが障子のWに比べて小さいために左右に細い框(木の部材)をつくったことで、デザイン的に面白さが生まれました。
オーダーの木製建具をご注文いただく機会は今まで幾度となくありましたが、今回の製作・施工では「機能性」そして「デザイン性」の両方に苦心したものでしたので、私にとっても建具屋さんにとっても思い出に残る「作品」のような気がしてなりません。
ここ八ヶ岳南麓は、エンドユーザー向けの窓専門の部門(当時はクリアガラス)をオープンさせた20年前に、真空ガラスや内窓などたくさんの窓の断熱製品をご採用いただいたお客様と初めて出会った場所。それまで社内で事務方だった私が自分の意思で現場の仕事を希望し、職人さんと一緒にお客様のお宅に向かう日々でした。
今でもこの張りつめた寒さに触れると、まるで20年前の自分に戻れるような懐かしさを感じます。
そして、何年たっても昨日のことのように思えるほど時が経つのは早いものです。
これからも、お客様からお声をかけていただければ、極寒の「八ヶ岳南麓」でも「富士北麓」でも喜んでお伺いさせていただきます。感謝!

壁紙を変えてここちよい暮らしを
