クリアさんの窓の店オフィシャルブログ
「寒さの我慢」は禁物です。
2021-11-17
カテゴリ:窓
「ヒートショック」という言葉が聞かれるようになって久しい昨今、その対策に浴室や脱衣室をできるだけ暖かく保つことの重要性は多くの人に知られるようになりました。
以下、循環器疾患の住宅内での死亡者数が月別の統計で表されているグラフです。
やはり、12月から2月までの3カ月間が最も死亡人数が多く、特に1月は夏の時期の2倍以上の数値になっています。
グラフ下にある悪性新生物(がん)の死亡数が季節に関係なく推移していることから比べると、いかに心疾患や脳血管疾患などが季節性のものかがわかります。
だからこそ、室温を改善することで疾患を防ぐことも可能になるのです。
以前、長野市内で内窓プラストを設置するお仕事があった際にお客様から聞いたお話があります。
千曲川沿いのこの寒い地域では、外で飼われている犬は6年程度しか生きられないということ。
室内で飼われている小型犬なら15年~20年もの寿命なのに比べ、なんと短命なのか驚いた記憶があります。
そんなことを考えてみると、現在多くの高齢者の方々が昔に比べて長寿になられているの一つに、この「室内温度」の違いに影響があるのではないかと分析しても間違いではないような気がします。
もちろん、食生活の改善や運動など健康寿命を保つための努力は必要ですが、最も長時間過ごす「室内」の温度が健康の大きな要因であることはまだまだ知られていない事実です。
特に冬の季節、高齢者の方はこたつや暖房器具の近くから動かない生活習慣になりがちですが、お部屋が快適な温度であればこたつから離れて家の中での活動量が大幅に増えることも実験結果からわかっています。
快活に動くことで高齢者の方が心身ともに健康を維持できるのですから、「室内を暖かくする」ことは贅沢ではなく健康寿命にとって最も必要なことの一つなのです。
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