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クリアさんの窓の店オフィシャルブログ

窓から暮らしを広げる

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木製建具でお部屋のイメージを変えてみませんか?

2021-02-15

お客様様が弊社のホームページの施工例をご覧になって、お電話をいただいたのが昨年8月。

今回のご依頼は、玄関ドアを開けるとそこからリビングダイニングが丸見えになってしまう悩みを何とか解決したいというものでした。

 

玄関ホールがあればそこを引戸で間仕切れるのですが、玄関を入るとすぐ居室。

大がかりな工事をせず木製建具のみでの施工の場合、上がり框からの奥行がほぼ取れなくなってしまう…。

そこで、北海道では玄関の外側にもう一つ「風除室」という入り口があることを思い出し、今の玄関ドアを外側の入り口として考えれば増設する引戸をもう一つの「玄関」と考えれば上がり框のスペースが無くても違和感がないと思いついたのです。

最終的には建具屋さんからも構造的に設置可能との判断いただき製作を進めることができました。

 

また、事前にご友人からいただいた「ステンドグラス」を引戸に使いたいというご希望がお施主様からありました。そのステンドグラスには数種類の透明の輸入硝子が使われていたので、今回製作する引戸にはその中の1種類のガラスを使うことでイメージを統一させました。

 

さらに入り口なので、下レールではなく「上吊り式」にすることで出入りがスムースになること、3枚建てにすることで開口寸法が広がること、ステンドグラスを戸先側にもっていくことで閉めた際もステンドグラスの障子部分が室内側から見える位置に収まることなど、できる限り使い勝手と見た目を考えた作りに心掛けました。

 

加えて、ステンドグラスのWサイスが障子のWに比べて小さいために左右に細い框(木の部材)をつくったことで、デザイン的に面白さが生まれました。

 

オーダーの木製建具をご注文いただく機会は今まで幾度となくありましたが、今回の製作・施工では「機能性」そして「デザイン性」の両方に苦心したものでしたので、私にとっても建具屋さんにとっても思い出に残る「作品」のような気がしてなりません。

 

ここ八ヶ岳南麓は、エンドユーザー向けの窓専門の部門(当時はクリアガラス)をオープンさせた20年前に、真空ガラスや内窓などたくさんの窓の断熱製品をご採用いただいたお客様と初めて出会った場所。それまで社内で事務方だった私が自分の意思で現場の仕事を希望し、職人さんと一緒にお客様のお宅に向かう日々でした。

 

今でもこの張りつめた寒さに触れると、まるで20年前の自分に戻れるような懐かしさを感じます。

そして、何年たっても昨日のことのように思えるほど時が経つのは早いものです。

 

これからも、お客様からお声をかけていただければ、極寒の「八ヶ岳南麓」でも「富士北麓」でも喜んでお伺いさせていただきます。感謝!

 

 

 

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壁紙を変えてここちよい暮らしを

2021-02-13
「立春」を過ぎ、草木の枝からも小さな新芽を見つけては春の訪れを感じるこの頃ですが、ここ八ヶ岳南麓はまだまだ冬景色。
それでも透き通った空気に包まれた厳寒の八ヶ岳南麓の美しさは人々を魅了する場所なのです。今回のお施主様は「冬景色」を見てこの住宅の購入を決められたと聞きました。

さて、今日のお仕事は「ウィリアムモリスの壁紙を貼る」こと。
アイボリー一色の壁紙だったところに一面だけモリスの「マリーゴールド」に貼り替えました。

日本の住宅では無地の壁紙を使うことがほとんどですが、ヨーロッパのお宅ではほぼ「柄物」が使われています。
文化の違いでしょうか、柄のある壁紙に絵画を飾ったり華やかなカーテンを吊るしたり、色彩が溢れているようなお部屋が多いことに気がづきます。

コロナ禍でお家で過ごす時間が長い今、少しでも気分を変えたい方は思い切って「壁紙」を貼りかえてみませんか。
お部屋の中で最も面積を占める「壁紙」の一部を「モリス」に替えただけで、アフタヌーンティーをいただくのにぴったりな雰囲気に生まれ変わります。今はイギリスに行けませんが、アンティークテイストのインテリアでお家時間を優雅に楽しむのも大人だからこその知恵かもしれません。
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不思議な雲

2021-01-19
写真の上部だけを見るとまるで「雪」のような不思議な「雲」が写っていました。
この写真は昨年の11月上旬、山梨県北杜市白州町にある「あおぞら共和国」を訪れた際に撮影したものです。

「あおぞら共和国」は難病や障害を持つ子どもたちとその家族が誰にも気兼ねなく好きな時に自然を楽しむことができるレスパイト(一時休息)施設です。
認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク主要4事業の一つで、地域活動として宿泊施設の建設を2013年3月から開始してから次々と施設を増やし、現在までに全国からなんと延べ7,000人の方々が利用されているそうです。
発起人のお一人である小口弘毅小児科医と私も活動させていただいている「国際ソロプチミスト甲府」の副会長との交流から、今回研修会として「あおぞら共和国」への訪問が実現しました。

白州町は南アルプスのおいしい水で全国的にも有名な「風光明媚」な場所。ここにくればどんな人でも癒され、エネルギーを与えてくれる、まるで「パワースポット」と言っても良いのかもしれません。そんな、清々しい「あおぞら共和国」だからこそ、こんな不思議な「雲」が現れるのも偶然ではないのかもしれません。

コロナウィルスのため施設の利用も現在制限されているようですが、一日も早く多くの方がここを訪れて笑顔ですごされますことを心から願っています。

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耐久性にこだわった「ウッドデッキ」でおうち時間を優雅にすごしませんか?

2021-01-18
「イタウバ」施工例
寄せ植えの鉢植えが並ぶ「ウッドデッキ」で、休日のブランチを楽しんでみませんか。
室内と外をつなぐ役割を持つ「ウッドデッキ」はあなたの暮らしをちょっぴり優雅にする魔法のアイテムです。

でも、忙しい生活の中でデッキのお手入れができないまま「残念なウッドデッキ」に変わり果ててしまっているお宅も多いのではないでしょうか。
天然木であれば「劣化」はいかしかたないとあきらめるしか…

10年ほど前からは「合成木材」という天然木とプラスチックの合成材で作られた木調の製品も多く出回ってきました。
見た目はナチュラルですがやはり本物とは質感が異なる点、値段が高い点、木製に比べると製作寸法に制限がある点などデメリットも少々。

そこで、ご紹介したい製品が天然木「イタウバ」を使ったウッドデッキです。
「イタウバ」という名前は初めて聞くという方がほとんどだと思いますので、ご説明をさせていただきます。

「イタウバ」は南米諸国原産のクスノキ科の広葉樹です。
基本的に防腐剤や保護材を塗布する必要もなく、屋外の使用環境で25年以上はもつと言われ、耐久性にも優れています。
イタウバの色合いは濃い茶褐色で、油分を多く含んでいるので木肌はなめらかで素足でも使用できます。

*年に1度程度、保護剤を布で塗布することで長年美しさをを保つことができます。

「イタウバ」の見本を持ってみると、その密度の細かさと重さに驚くほどです。
「イタウバ」施工例
昨年末には、八ヶ岳南麓の別荘に採用させていただきました。
当初は、合成木材のデッキを考えていましたが極寒で山間であるために基礎に不安があり考えていたところ、基礎の問題と耐久性・コスト面とすべてに満足いく製品「イタウバ」に出会うことができました。

今は雪が残っているかもしれない八ヶ岳南麓に、少し暖かくなったころ、完成したウッドデッキを見に行ってみようと思っています。

青空とウッドデッキを写真に収められる日を楽しみに!
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お部屋の温度と湿度の関係

2021-01-16
YKKapのメディアレポート(2020年12月)のクローズアップ記事にタイムリーな情報がありましたので、ご紹介させていただきます。

「住まいの暖かさと健康の関係」についてのレポート(東京ガス都市生活研究所発行)で、風邪やインフルエンザに罹らないための暮らしについての調査を公表。

同レポートでは、室温が高いほど空気中に多くの水分を保持することができることを指摘。

例えば、同じ湿度50%RHでも室温15℃の場合は25℃の約半分しか空気中に水分がない。そのため加湿だけでなく室内を暖かく保つ工夫が大切となる。ウィルスの生存実験では、目安として室温20℃以上が望ましいという結果が得られており、空気中の水分を保つために、部屋の温度に気を配りながら加湿することが大事なポイントになると指摘している。

一方、家の暖かさを示す指標である「暖かさの得点」が「風邪の発症率」と相関があることから、築40年の寒い家では「風邪の発症率」が63.8%である一方、築5年の暖かい家では35.9%30%も低くなっている。

これらのことから、レポートでは「風邪・感染症対策には、換気、加湿を十分に行うことに加え、室内の暖かさとその質を保つことが大切」と、住空間の温熱環境などについての見直しを進めている。
人間が「心地よい」と感じる温度や湿度は、本能的に「健康を保つ」ことに繋がっています。故に寒かったり暑かったりする環境により「不快」を感じるということは人間にとって「健康を害する」ことに繋がることは必然と言えるでしょう。


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