内窓「プラスト」
ピアノの音漏れを何とかしたいお悩みを解決
ピアノの音漏れを少なくし、さらに断熱性能も良くしたいというご希望の都留市にお住いのY様に内窓「プラスト」をご提案いたしました。その高気密性能から最もおすすめできる「プラスト」は、特に防音のお悩みの方には最適な内窓です。
(施工前)
Y様邸の窓は木製の障子が入っていたので、できるだけ隙間を無くすために上下のレールを木でふさぎます。
上のレールもきれいにふさぎました。
防音のために内窓をできるだけ室内側に設置できるよう、枠の位置を決めます。
プラストの気密性能を高める1つとして「タッカー」という建築用のホッチキスで枠を取り付けます。樹脂の枠を細かいピッチで並列にタッカーで固定することにより建物の歪みなど現場ごとに細かな微調整を可能とし、究極の気密性を作り出します。(プラストは2重枠になっています。写真は下地部分の枠です。)
丘戸車式の下レールを取り付けます。レール溝内部に気密材が仕込まれているので気密性・断熱性を保持できるだけでなく、丘式は構造上強度も高く、耐久性は抜群です。
縦枠にもう一つの枠を重ねます。この2重構造は隙間をさらになくすためと、固定のためのタッカーを隠すため美観的な効果も上げています。
上枠は内部にクッション材を挿入した2重構造になっています。(この枠を上に向かって抑えるとクッションのように動きます。)この構造によって経年変化に伴う木枠のたるみ、左右のゆがみや中央部の垂れにも対応でき、隙間をつくりません。
枠が完成すると、プラスト本体(障子部分)を取り付けます。さらに隙間が無いように窓のバランスを調整します。
上枠はクッション性が程よくでるようにビスの締め付けを調整します。
防音性能に加えて断熱性能も高めたいというY様にはプラストに真空ガラスFITを入れる組み合わせを提案させていただきました。真空ガラスFITは遮音性と断熱性を併せ持つ内窓に最適なガラスです。(その他異厚のペアガラスや防音ガラスを入れる方法もあります。ご要望とご予算によりさまざまなガラスをご選択いただけます。)
真空ガラスFITの不透明は写真のようなくもり調で、やわらかな日差しが入り込む窓になりました。
写真は掃出しタイプの下枠です。一般的な内窓はブロックレール式でレールが突出ているためレールを踏むことに違和感を感じますが、プラストは箱状のため外に出る際もレールの上を気兼ねなく踏むことができます。出入りが頻繁な掃出しはこの丘戸車式の下枠がとても役立つでしょう。
今回はY様邸のピアノ室の3窓にプラストを入れさせていただきました。ヒーリンググレー色の外観もおしゃれです。
工事が完了し、さっそく外から防音性能を確認したところ、かなり効果を感じていただくことができました。
最後に、Y様にピアノを演奏していただきました。このお部屋の窓の防音によって、素晴らしい音を奏でるY様のお仕事のお手伝いができたことを大変うれしく思います。
桜が満開の帰り道。お客様の喜ぶお顔を思い出しながら、ラフマニノフのピアノ協奏曲をバックに幸せを感じて…
内窓「プラスト」は、内窓に最高品質を求めるお客様にオススメ
施工前
プラストの枠は
2重構造。
最初の枠を取り付けます。
枠の取り付け
タッカーと呼ばれる
建築用ホッチキスで
枠全体にまんべんなく
力をかけて固定します。
枠の取り付け
丘戸車式の下レールです。レール溝内部に気密材が仕込まれているので気密性・断熱性に優れているのが特徴です。(他社内窓はレールが突起しているタイプのみです。)
もう一枚の枠をかぶせて
隙間を極限まで少なくします。
枠の取り付け
枠が仕上がったところで、
ガラスの入った
障子部分をとりつけます。
今回の施工では
クレセント付ですが、
一般的には付けなくても
気密性は保たれています。
気密性を保ちながら、
サッシがうまく
稼働するよう調整します。
完成です!!