クリアさんの窓の店オフィシャルブログ
あの真空ガラススペーシアが「スーパー」になると?
2021-03-04
断熱性能を表す熱貫流率が1.4W/(㎡・K)というペア(複層)では類を見ない高性能硝子である真空ガラススペーシア。
*空気層12ミリのペアガラス「ペアマルチクリア」が2.9W/(㎡・K)・空気層12ミリのLowEペアガラス「ペアマルチEA」で1.9W/(㎡・K)
そのスペーシアがさらなる進化を遂げていることをご存知ですか?
熱還流率はなんと0.65W/(㎡・K)の性能を持つのが、その名も「スーパースペーシア」。
一般的なLowEトリプルガラスでさえ0.86W/(㎡・K)ですから、その断熱性能の高さが群を抜いていることは明らかです。
*熱貫流率とは
窓ガラスの断熱性能を表す数値。室内外の温度差により壁体を通過する単位時間・単位面積・単位気温差当たりの熱量を表す。
この数値が小さいものほど壁体を通過する熱量が少なく、断熱性能が高いということになります。
断熱性能の秘密はスペーシアの真空層にある0.2ミリの「マイクロスペーサー」にありました。
しかし、真空を保つために2枚のガラスの中間に20ミリおきに存在するその「マイクロスペーサー」は金属製ゆえに熱伝導を避けることが不可能なのです。どうにかして「マイクロスペーサー」の熱伝導率を減らしたい!!と考えた日本板硝子の技術者は、何とその間隔を大きくすることで「マイクロスペーサー」の熱伝導の影響を少なくすることに成功したのです。
ただし、「スーパースペーシア」は最小の厚みが「8.2ミリ」なので、単板硝子用サッシ(硝子溝9ミリ)には装着ができません。
よって、現在装着できるサッシは住宅用サッシですでに複層ガラス(ペアガラス)が入っているサッシ、またはビルサッシ(鉄筋コンクリートなどに設置されているオーダーサッシ)に限られています。
そこで、考えたのがアルミ樹脂複合サッシのLIXILシンフォニーの障子(枠を除いた可動部分のサッシ)にこの「スーパースペーシア」を入れた今までにない断熱性能を持つ「アップデートウィンドウ」というカスタマイズ製品です。
なぜ「LIXILシンフォニー」がカスタマイズに最適なのかというと、複層ガラスが普及されるようになった初期の「アルミ製複層用サッシ」デュオPGのサッシ枠にこの「LIXILシンフォニー」の障子の形状が適合するため、障子のみ取替することが可能だからなのです。
この「デュオPG」は熱伝導率が高いアルミ製のサッシのため、複層ガラス仕様とは言えその断熱性能はいま一つといった製品なので、障子だけの取替でその性能を格段にアップできる画期的な方法が「アップデートウィンドウ」なのです。
「LIXILシンフォニー」はすでに販売終了なのでは?というご質問をいただきますが、実は枠と障子のセット製品としては「サーモス」にとって代わられすでに販売終了になりましたが、障子のみの販売は現在でも継続中です。
「スーパースペーシア」を使った「アップデートウィンドウ」は技術と発想で生まれた断熱性能UPの救世主ともいえる製品です。
工事はサッシの障子を変えるだけなので、家じゅう全てを「アップデートウィンドウ」にしても半日以下で工事が完了できるカンタン施工。
さらに窓の断熱化はご存知「SDGs」の目標の中でも以下の項目に該当するので、持続可能な開発目標として社会的な貢献活動にもつながります。
3 すべての人に健康と福祉を⇒住宅の断熱化は健康に非常に良い影響を及ぼします。
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに⇒住宅の断熱化は冷暖房負荷を抑えます。
13 気候変動に具体的な対策を⇒電力に頼らず家自体で省エネできるので地球環境に優しい
窓の断熱化は「人の快適さ」を叶えると同時に「地球の未来」を変えることすらできる賢い選択です。
お家時間が長くなり、その選択のメリットもさらに大きくなった今、窓についてもう一度考えてみませんか。
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